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春日部八丁目の仲蔵院というお寺について

春日部駅東口を出て、まっすぐにのびる道を進み
埼玉縣信用金庫の少し先にある古利根川の
「古利根公園橋」を渡った先には、
「八丁目」という地名があります。

これは「中央八丁目」のような丁目ではなく、
大字八丁目です。

どこの八丁目なのかと、
勘違いする人が続出している地名です。

この八丁目の付近には、
神林山仲蔵院という、
真言宗の歴史あるお寺があります。

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新町橋をまっすぐ進んで、
細い路地を入った先にあります。

ご存知かとは思いますが
真言宗は、弘法大師空海により
9世紀に始まった仏教宗派です。

春日部市内には、空海お手植えと
伝説の残る牛島の藤も存在していて、
春日部はなにかと空海に縁があったようです。

寺の入り口と、隣接する神社の境内には
樹齢は不明でしたが
立派な杉の巨木が2本建っています。

仲蔵院は日光街道粕壁宿の新町橋を
渡った古利根川東岸の寺院で、
日光街道の沿線に位置していたと言えます。

仲蔵院の歴史は古く、
開山は戦国時代の永禄元年(1558年)で、
寺の本堂も古いものです。

ご本尊には正観音菩薩座像と
十一面観世音菩薩を安置しています。

境内には古い石塔が幾つか建っていますが、
これらも江戸時代かそれ以前に遡ると見られます。

美松観音と呼ばれる、
大き目の観音像が建てられいてます。
2001年の建立であるとのことです。

本堂の前に石造十三重塔が立てられているなど、
見どころは多くあります。

仲蔵院の南側に隣接して、
赤い鳥居が目印の八坂香取稲荷神社が建っています。

八坂とはスサノオを祀る八坂神社、
香取はフツヌシ神を祀る香取神社、
稲荷は稲荷神を祀る稲荷神社の名です。

3つの神社を合祀した結果、単純に神社名を合体させて、
この名になったと思われます。

このような目立たない場所に
春日部の見どころがあります。

ご興味のある方は
ぜひ訪れてみてください。

最後までお読み下さり
ありがとうございました。

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